「だって今日は…ひなの大助くんが部活終わるまで待ってるって言ってたよ！」


きょとんとしている俺にそれだけ言って千秋ちゃんは後ろを向いて部屋に戻って行った。


呼び止める暇もなく千秋は言ってしまったので取り残された俺は意味がわからなかった。


だって朝きたときは今日の帰り一緒に帰るような話しなんてしてなかった。


なんでひなのが待ってる…？


いつも部活があるから先に帰ってるのに。