それから何分もその子の質問攻撃に疲れた俺はトイレに行こうと席を立った。


廊下を歩いていると長身の美人が前から歩いてきた。

「確か…ひなのの友達の千秋ちゃん?」


「大助くん!」


驚いてお互いに目をパチパチさせた。


「今日部活ないの?」


千秋ちゃんは不思議そうに俺たちの部屋に目をやった。


「今日は早く終わったんだ。」


中に女の子がいる姿をみた千秋ちゃんは急に俺を睨んだ。


「だったら今日は、ひなのと会ってあげなよ!」


「ひなのとは今日も朝から会ったけど?」