まぁ朝からのこんな会話はしょっちゅうで、私は頬を膨らましたまま教室に向かった。


「あら〜？もしかして倦怠期？」


ニヤリとした顔をしているのは入学してすぐ仲良くなった千秋ちゃん。


私とは違って、手足がスラッと長くて大人っぽくてモデルみたいに美人なんだ。

「そぅなのかなぁ…でもだいちゃん私の事いっつもブサイクって言うからムカつく！言われなくてもわかってるのに」


「まさか！本当にひなのことブサイクなんて思うわけないじゃない。好きな子ほどいじめたくなるんだよ」

千秋はいたずらっ子のような笑みを浮かべて私を見ている。


「え〜いつも言われると真剣にショックなんだよ！」

私は必死に言うと千秋は笑ってたけど…