そんなこんなで俺は遊びに明け暮れる日々が続いて、ひなのとはすれ違いの生活になっていた。


できるだけ会わないようにしていたのは俺の方だったかもしれない。


でも結局いつもひなののことを考えない日はなかった。


レオは俺の2つ年上でSHOPの店員をしている。


時々顔を出しているとモデルのスカウトをされた事も何度かあったがいつも断っていた。



「なぁ〜そこのお兄さん?俺に似合うTシャツ探してくんない?」


振り向くと久々に見る男前の人が笑顔で立っていた。



「朔兄!」


「おぅ!久々だな!」


俺はひなのを避けていたこともあって朔兄と会うのがなんだか照れくさかった。