そう、今日から高校生になる。

「大ちゃんこんな私だけど今日からまたよろしくね!」

ひなのは満面の笑みを見せながら言った。

それをみて俺は何故か耳まで顔が赤くなってしまった。

「どうしたの?大ちゃん顔が赤いけど風邪でもひいた?」


「なっなんでもねーよチビ!早く行くぞ!」


言葉とは裏腹にやっぱりひなのは今日も可愛い。


こんな鈍感な俺の幼なじみは桜木ひなの。

大きな瞳に華奢な体笑うとエクボがあり笑顔は最強に可愛い。

ほんとに男のツボを押さえすぎな容姿。

本人は自覚ないがかなりモテる。

だから俺はいつも心配で仕方ないんだ。


式に遅れないようにひなのを連れてせかせかと急ぎ足で学校へと向かった。