あぁ…ダメだ


そう思った瞬間







私の腕を掴んでいた手が離れた



『えっ?』



一瞬なんの事だかわからなかった



ただわかったのは、誰かが私を助けてくれた…




「おじさんダメでしょ-!女の子拉致ったら。泣いてるしかわいそうでしょ。」





声は私の後ろからした




私はその声がするほうに振り返った