突然、後ろから声をかけられ



私は反射的に後ろを振り返った。



声をかけてきたのは、40歳くらいのサラリーマンのおじさん…





『な、なんですか?』





返事を返したとたん
おじさんの表情が変わった…






「5万」




『へっ??』



「5万でいい?」



はっ!?
5万でいい??なんなのよ!?



はっきり言って、笑いながら言ったおじさんは気持ち悪いかった。



『嫌っ!!無理なんで!!』


私はハッキリ言った。




「5万じゃ足りないか…じゃ…8万でどう?」




はっ!?何が8万でどう?なの!!





『あの…そういうの困るので…』





っと、おじさんに背を向け歩きだそうとした。




その途端いきなり、おじさんに腕を掴まれた。