後ろを振り返るとまだ眠そうにしている海さんがいた。


すごくかわいい…


「ぉお〜い。聞いてるかあ?」


私は海さんに見とれていた。

はっ!!!

『なっ何でもないですよ!!!』

「さては悪口でも言ってたな〜」

ッといいながら私に顔を近づけてきた。


『いっっ言ってないです!!!』

近い近い!!!!

「本当かあ?〜」


『本当です!!ぁっそうだ朝ご飯食べましょ』


私は海さんから離れ料理をテーブルに並べた。


「すっげー!!これおまえが作ったのか?」

海さんは嬉しそうに言った

『そうですよ。がんばりましたょ-』


「空!!早く食おうぜ」

『うん!!』


すごく喜ぶ海さんが可愛くて可愛くて仕方がなかった。

初めてだった。自分の料理を見て喜んでくれる人を…
私…ここなら生きていけるかもしれない。

居場所を見つけられたかもしれない…