そして窓を開けベランダに出る。

空を見上げ、手を空に伸ばした。

『ここだったら、空にとどきそう。空に触れそう。夜になったら星が取れそう。素敵…』



私は目を輝かせながら言った。


「すごいだろ。手を伸ばしたらなんでも取れそうだろ。」



っと、海さんはジュースを私に渡し


『あっありがとうございます。』




空を見ながら

「今日もいい天気かな〜」


っと言い、私と肩を並べた。




「空って、こういう景色好き?」


海さんは空を見上げながら言った。



『はいっ。大好きです。』


そう答えると海さんは、



「俺もすげぇ好き。俺の癒しだよ。」



海さんは空を見ながら言った。



空を見上げている海さんの横顔はとてもカッコよくて、綺麗で優しい笑顔だった。