『な…何するの!!!?
離してっ!離してったら!!!』
激しく抵抗する優季を押さえこむように、更に強く抱きしめる。
「もう強がらなくてもいい。
もう我慢しなくてもいい。
泣きたい時には泣いたらいい…」
優季の抵抗は止まることなく、俺の腕の中から抜け出そうとしていた。
『何を言ってるの!!!?
私はもう泣いたりしない!!!!
強がってなんかいない!!!!
ひとりで大丈夫なんだから、もうほっといてよ!!!』
優季は俺に鋭い視線を向けた。
俺の全てを拒絶するように…
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…