『な…何するの!!!?

離してっ!離してったら!!!』


激しく抵抗する優季を押さえこむように、更に強く抱きしめる。


「もう強がらなくてもいい。

もう我慢しなくてもいい。

泣きたい時には泣いたらいい…」


優季の抵抗は止まることなく、俺の腕の中から抜け出そうとしていた。


『何を言ってるの!!!?

私はもう泣いたりしない!!!!

強がってなんかいない!!!!

ひとりで大丈夫なんだから、もうほっといてよ!!!』


優季は俺に鋭い視線を向けた。


俺の全てを拒絶するように…