教室に戻ると生徒達は皆いて、いつもの明るい雰囲気をかもだしていた。

「あっ!!カノン!」

一瞬ナツかと期待したのに・・・。この声は・・・。

「お前どうしたんや!?朝会出てなかったやろ??保健室にでも行ってたんか??」

そう、タケル。

「保健室には行ってないよ。ちょっと・・・・ね。」

「ちょっとってなんや、ちょっとって・・・。」

困ったように苦笑いをするタケル。

「そ、それよりさっ。ナツは??」

今すぐナツに会ってこの気持ちと、さっきの出来事を報告したい。

もう胸が破裂しちゃいそうなんだから・・・。

だって期待してたんだよ??
もしかしたら・・・って。

8年も離れてずっと思い続けている人に。