「ああっっ!そろそろ帰らなくちゃ!!」






ぎこちない会話を楽しんでいた幸は現実に戻った。






「あ。そうだね。じゃあ、帰ろうか。」






「幸さんはどちらの方向??」





「あ、こっちです。」
と家の方向に指をさすと、






「あ、偶然。俺もこっちの方向なんだ。」






「そっかああー!!」






家の話、学校の話、などたくさんの話に花を咲かせながら2人はあっという間に幸の家にきていた。






「あ、じゃあ、またメールするよ!!」
幸がいった。




「うん。じゃあね。」





といいながら裕樹は来た道を帰っていった。






あれ?なんでそっちに帰るんだろう・・・??