「あ、改めて河合幸です。よろしくね!!!」





「井川裕樹です。こちらこそよろしく。」





「あの、拾ってくれた私のケータイ今持ってる??」





「うん。持ってるよ。ハイ」





受け取ったケータイとこれは…紙?





「俺のケータイアドレスなんだ。せっかくだしね。よかったらメールしてください。」





そう。その紙には井川さんのアドレスがものすごく綺麗な字で書かれてあったのだ。





「もちろんですっっ!あ、井川さんのことなんて呼べばいいかな?井川さんだったらちょっとアレなんで。」





「ああ、なんでもいいよ。なんなら呼び捨てでもかまわない。」





「じゃあ、裕樹クンで!!!!」





「じゃあ、俺は河合さんのことなんてよぼうか??」





「幸で!」





「じゃあ、幸さんてよぶよ。」




時間を忘れて気付くと7時がまわっていた。