「いてえ!!!!!!!!」




一番最初に声を発したのは金髪ナンパ男だった。





助けてくれた人は金髪ナンパ男のパンチをよけたらしく、そのパンチが勢いあまって電柱にCRASH!!! となったのだろう。なにせ、そのよけた人は一切けがをおっていないから。
「くそっ!覚えておけよ!!」とありきたりな言葉を吐き捨てながら、情けない姿は見えなくなっていった・・・。





「大丈夫?」かがんで手をさしのべながらそう言ってくれたのは、学生服に身を包まれた紳士的な男の人だった。





「ああああ、ありがとうございました!!!」





クスクス....





笑われてしまった。




あれ、この人もしかして、「井川さんですか?井川裕樹さん??」





「はい。そうです。河合幸さん。」





ああー!この人が。。想像通りの王子だ。←




「そういえば、僕達同い年なんですよね。敬語っていうのはおかしいかもしれないです。」





「あ、そうですね!!あ、敬語になっちゃった。」




クスクス.....また笑われてしまった。笑顔もステキだなあ。。