「それでは終業式を始めます」

先生達の話を聞きながら、色々なことを考えていた。

《告白の返事》

なんて言えば傷つけずに断ればいいのか。

なんて言えば好きという気持ちが伝わるのか。

ああ…もう…

「南?」

「あ、要。終業式終わったら部室で待ってて。返事したいから」

「…ああ」

よし。要には言った。後は、木田先生だけ。

吉田先生には、保健室で待っててもらうことにした。

終業式が終わると、木田先生に話しかけた。

「教室で返事をしたいんですけど」

「分かった」


ふー…もう疲れてきたよ。
心臓バクバクだし…緊張してるよ。