追いかけなければ、良かった…

木田先生の腕の中で泣いている宮沢さんを見てしまった。

隙間から見える二人の姿…
見たくなかった。

宮沢さんは、泣き叫んでいた。

僕が…慰めたかった。


宮沢さん…僕じゃ…ダメかな…

僕は、静かに保健室へと戻って行った。