「父さん、起きてるなら…」

「やだ。男の声で起きたくない」


わがまま過ぎるよ、この人。

男って、自分の息子でしょうが。


「あのねー」

「南、ちょっと」

手招きをしてきた。自分は、お父さんの横に座ると…


「やっぱいい!」


抱きしめられた。