「あ、すみません。相手しないで下さい」

「南!」


だって、相手してたらキリがないし。


女将さん、顔がひきつってる。


「女将の真鶴と申します。では、お部屋を案内致します」


丁寧で、綺麗な人だから…しばらく見とれていた。


「どうかなさいましたか?」


「あ!いえ…綺麗だなぁって」


頬を赤らめた女将さん。


「いえ…そんな」


本当に綺麗なのになぁ。