宮沢さん…どこにいるの?

僕は、宮沢さんを捜していた。

さっき、仕事をしていたら痛々しい音と怒鳴り声が……保健室にまで響いた。


―ダァンッ!―

職員室を覗いてみると…倒れている高城君。
泣きそうな顔してる宮沢さん。
そして、疲れている顔もしてる。

宮沢さんは、走って職員室から出た。

「え…ちょっ」

僕は、保健室の鍵を閉めて宮沢さんを追った。

何かあったのかな?喧嘩にしては、ちょっとなぁ…

でも、宮沢さん…ちゃんと泣けてるかな?