そっと繋いだ手は、もう一度握り返すの。


「待ってるね」なんて言わないから。


縛り続けたくないの。だから、いつでも自由な席で

座ってる。ここで座ってるから。


もう一度、抱きしめてくれことを思い浮かべて

今日も私は、空を見上げるの。


キミを思い出し、そっと光に包まれながら。


悲しい顔なんてしないでね。

笑顔で、別々の道を歩こう。」




そんな風に想えたら、どんなに良いのだろう。


変わらない理屈に、いい加減嫌気がさしてきた。


新たな「答え」を探さずに、ずっと同じ「答え」だけで生きてきた自分に。