要が目を覚ました。

嬉しくて、抱きしめた。



やっと起きた要。


ちょっとだけ憎かった。



「馬鹿。事故って…」


「ゴメン…」


デコピンをしたけど、それでも足りなかった。



もっと殴りたいと思った。



「痛い…南、痛い!」

「我慢しろ」


頬を引っ張ったりした。