―翌日―


いつもなら、要が玄関先にいたのに、今日は…



仕方なく、歩いて行くことにした。



しばらくして、電話がかかってきた。



あ、要のお姉さん。

「もしもし」

《あ、南ちゃん?!急いで病院に来て!》



病院?


朝から?


「何かあったんですか?」


《要が…》



…え?



その先が…聞きたくなかった。