―翌朝―

学校へ行く準備をした。だるいなぁ…サボりたい。
まだ怪我は、治ってないけど、安達さんの思う壷。

「行ってきます」

「いってらっしゃい」



要は、バイクにまたがって、驚いた顔をして自分を見た。
何?なんかついてる?

「南?…いつものクールな顔が…」


「悪い?」


睨んで、要のバイクに乗った。
仕方ないでしょ。好きでこうなったわけじゃない。
思い出すだけでも本当にむかつくなぁ。