「あ、宮沢。ちょっと着いて来てくれ」


先生を追いかけた。


教官室の中で、ソファに座れと言われ、外を眺めながら座った。
優しい風が吹いた。


「ん。あげる」


缶コーヒーを受け取った。


「ありがとうございます」

一口飲んでみると、やっぱり苦い。けど、この味がとても好きだ。


「宮沢…」


「はい?」

先生が隣に来た。
え…?何だろ?


先生を見ようとしたけど…次の瞬間…目の前が真っ白になった。


キス…されてた。


「……」

放心状態の自分。
顔が真っ赤な先生。


……頭が…ついてかない。