「南?」

「え?」


ボーッとしてた。



要が、近づいてきた。


そして、腕を引っ張られそうになった時…



「!!」


後ろに二、三歩下がった。




「…南?」


「…ゴメン…」



要を傷つけた。


悲しそうな顔をして、自分を見つめてた。