ヤバイ…二人きりになっちゃった。

どうしよう…緊張する。

心臓がドキドキしてるよ。顔も熱くなってきたよ…

「宮沢さん…」

宮沢さんの家の前に止めて、彼女が降りようとした時、僕は彼女の腕を掴んだ。

「はい?」

キョトンとした宮沢さんの顔。可愛い…って、言うんだ。ちゃんと伝えなきゃ。


「宮沢さんが好きです」


彼女は、驚いた。そうだよね…教師に告白されるなんて。


「…どういう意味…ですか?」

「こういう意味」


引き寄せてキスをした。優しくて甘い匂い…桜っぽい。

そっと離れて宮沢さんに言った。

「…また明日」

「………あ。また明日…」

僕は彼女をミラーで確認してからスピードを出した。
まだキョトンとしてる…