先生の車に乗って、要の家に向かった。


「あ、ここです」


要の家を指差して、言った。



そして、ベルを鳴らすと…


「はぁい!」


勢いよく扉が開いた。


開けたのは、お姉さんだ。



「あら!南ちゃん♪いらっしゃっい♪」


いきなり抱き着かれた。


慣れない…この外国の挨拶みたいなのは…




「どしたの?」


「あの要が…熱出しちゃって…」


「へぇ…馬鹿は風邪ひかないんじゃ…」



同じ考えです。


「あれ…?そこの人は?」


「吉田先生です」


先生は、頭を下げて挨拶をした。