―ガラッ―


勢いよく入ったせいで、二人してつまずいてしまった。



「いたた…」

「いって~」


「宮沢さん、高城君!」


吉田先生が、心配そうに自分達に手を差し出した。



廊下から溝川の声がする。


「とりあえず隠れる!」


ベッドの下に潜り込んだ。


溝川め…どこまで、追いかけてくるんだよ…