カーテンを開けようとしたものだから、自分は布団の中に潜った。



「…寝てる」

「熱っぽいんですよ」

早く帰れ。そして自分に安心を…



「ふ~ん。寝顔も可愛い♪」


げげっ!やめてよ。気色悪い…


「さぁ、そろそろ」


「はいはい。起きたら、お大事にって言っといて」



パタンというドアの閉まった音がした。



ふぅ…嵐が去った。


「吉田先生…ありがとうございます」


「!起こしちゃった?」


「いえ。最初から起きてまして」


天敵が来たから…起きたのかも。



「そっかぁ。あ、もうすぐ木田先生も来るよ」



…木田先生。奴は、連れて来ないで。