「―ッ…」


要、どんだけ遅刻してんの?

早く来い!



先生が鎖骨に移動した。


なんか、ヤバイような…


「先生!…あの…ここ学校ですから……ッ!ダメです…」



「ゴメン!」


先生は、パッと離れた。


良かった…。先生じゃなかったら、離してくれなかっただろう。



顔を真っ赤にしている先生。


「……」


先生が、そっと自分を抱きしめた。




ただ抱きしめたまま。優しく頭を撫でているだけ。