どっちでも同じこと。
それなのになぜ璃雨は、この世界を頑なに拒んでいるのだろう。
そんなばかな事を頭の中で考えていると、西山日向は呟くように告げた。
"条件"を。
それは、とても優しく残酷な条件だった。
「紀琉のそばを、離れないこと。紀琉との契約を絶対に切らないこと。そして…紀琉を愛してくれること。」
……。
「それを約束してくれるなら、何でも教えてあげる。」
…西山日向は、心の中で呟いた。
呆然と自分を見つめる、紀琉との契約者に向かって。
…君に死なれちゃ、困るんだよ。
君は、紀琉にとって…。
"生きる糧なんだから"
それなのになぜ璃雨は、この世界を頑なに拒んでいるのだろう。
そんなばかな事を頭の中で考えていると、西山日向は呟くように告げた。
"条件"を。
それは、とても優しく残酷な条件だった。
「紀琉のそばを、離れないこと。紀琉との契約を絶対に切らないこと。そして…紀琉を愛してくれること。」
……。
「それを約束してくれるなら、何でも教えてあげる。」
…西山日向は、心の中で呟いた。
呆然と自分を見つめる、紀琉との契約者に向かって。
…君に死なれちゃ、困るんだよ。
君は、紀琉にとって…。
"生きる糧なんだから"