琴音の唖然として表情も気にせず藤本は話を続ける。

「遅刻回数は……これで四回、か。

んー、何が原因かな」

大して興味無さそうにノートをめくる。

と、琴音の後ろで扉が開く。

「君まだ一年でしょ。

遅刻多いね。

それから司、そこは俺の席だから」