「ウィーンデリスに居る期間は二日を予定してる」

食堂にてリオン、ジェイルにハイド、フィードにガルド最後に青空が集まっていた。

そこでシュヴァルツバルトのキャプテン、リオンは二日間の予定を説明していた。

「俺はこいつと買い出し」

「はーい」

横に居る青空を親指で指差し青空は素直に返事をする。

「ガルドは食料の買い足し」

「了解」

「フィードはガルドの助っ人」

「えー!俺もソラの買い出し行きたいっすよー!」

「次ハイドは機体のメンテ」

「りょーかい」


「ちょっと!スルーっすか!!」

「喧しい」


ドス

「ゲフッ!」


余りに綺麗にスルーするリオンに抗議するフィード、そのフィードに横にいたハイドが鉄拳をお見舞いし例の如くフィードは撃沈した。

「最後に」


床に伏せる哀れなフィードをそのままにし話を進めるリオン。

「ジェイルは飛石の追加」

「はいよ」


ジェイルも素直に指示に従う。


「他の奴等にも機体の警備やらを頼んであるから大丈夫だとして」

話を区切り、突然リオンは今まで手にしていた薄手のコートを青空に被せた。