「居た居た」


散歩がてら機内を巡り随分時間が経った頃、青空は探して居た人物の頭を見つけた。


「アっルタくーん」


そう青空が探して居たのはさっき刃を向けて来た可愛い少年アルタだった。


「………ウルセェ」

若干鼻声でこっちを見ようともせずに目の前の画面を睨みキーをタイピングしている。


因みにここはシュヴァルツバルトのコンピュータルームらしく入ってすぐ正面にでかでかと大体100インチ以上ある画面がありその画面には青空には理解不能なグラフやパーセンテージが表情されている。