笑いながら言い親切に鳥を切り分けてくれる。
「ありがとう」
小皿を受け取り礼を返す、ふと白銀の頭が見当たらない事に気が付き首を傾げる。
「どうしたの?」
そんな少女にフィードは鳥の足を丸かじりしながら聞いていた。
「いや、えーと頭白い偉そうな人が見当たらないなと」
「あぁそれなら」
名前が解らず少女はリオンの特徴を並べ、それだけで解ったフィードは食べていた手を止めて少女の背後を指差す
「そこに居るよ」
「へ?」
ズガン!!
少女が振り替えると同時に頭の天辺に拳骨が振り降ろされていた。
「偉そうなんじゃなくて偉いんだよ小娘」
青筋浮かべながら頭を抑える少女を見下ろしているのは話題の人物リオン。
「いったぁ~、何すんのよ白髪め」
「白髪じゃねぇ地毛だ、だいたいなぁ何するんだはこっちの話しだ、いきなりアッパーかましやがってモンスター女め」