部屋に戻る途中触れられた頭を自分の手で撫でる。
「本当にお兄ちゃんみたいだ」
兄妹がいたらあんな感じかなと考えながらクスリと笑う、自分には家族はもう居ないのにジェイルのここに居る間は皆家族と言う言葉に少女は随分な大家族の一員になってしまったと満更でもない笑みを浮かべた。
ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン!!!!
「な、何!?」
部屋に戻り、とりあえず部屋にある物を確認しこれからどうなるんだろうかとかフカフカベッドに座り考えを巡らしていたら突然ドアが乱暴にノックされビクリと驚いて肩が震える
「どもー!!ご機嫌いかがー!!!」
了承も無しに乱入して来たのはニコニコ笑顔のハイテンションフィードだった。