少女が声を荒げ、男もそれにつられて振り替えれば刃渡り30cmぐらいのナイフが迫っていた。
「「キャプテン!!」」
その場にいた全員が顔色を変える、男は避けられないと悟ったのか少女を背後に隠して自ら盾になろうとした。
「馬鹿!」
しかし少女は慌てて自身よりも遥かに背の高い男の首根っこを引っ掴み後ろに引っ張る。
「うわっ!!」
予想もしない事に抵抗する間も無く男は後ろに引っ張られ、ナイフは男の喉元擦れ擦れを過ぎり、一線血がジワリと滲む。
「この!」
パンチラとかも気にせず少女はナイフを思いっ切り蹴り上げ、手に持っていたナイフは頭上に飛ぶ。