「なっ」


長い刃物の所持者は見た目非力なこの場に不釣り合いの少女がまさか気配に気が付きその上ギリギリで避けたその身体能力に唖然とする。


その隙がいけなかったのか、少女は唖然とする男の腹に躊躇無くロンファーの踵で蹴り飛ばす、めり込んだ腹から遠くに吹っ飛び男は乱戦状態の戦場の渦に見事に突っ込み揉みくちゃにされてた。


「あっぶないじゃないのよ!!こっちは怪我人が居んのよ!!!」


今まで溜まった恐怖から来るストレスを発散するかの様に少女は叫び散らした。