「小娘どうやって俺の船に侵入した」
取り囲む男達の中から一人の体格のいい男
少女と対峙する男は腕を組んで、その太陽の光に照らされ輝く白金の髪を風になびかせ、獣の如く鋭い空色の瞳は獲物を狙うハンターの様に少女を睨んでいた。
そんな男の言葉に少女は風に書き消されない様に声を張り上げる。
「それは私が一番知りたいです!」
「あぁ、ふざけてんのか?じゃあどうやって空から降って来るんだよ」
「全くふざけてない!だいたい此所は何処!?フランス、アメリカドイツ、中国!?」
もうこのさい海外でもいいから今いる場所が知りたかった。