「に、庭?」
信じられないと言う顔で辺りを見渡す、真っ暗だった空間が今じゃ自然豊かな森の中で目の前には湖が広がっている、おじいちゃんと青空は湖の中心にある小島に立っていた。
「だっだって、今さっきまで浮き島に居てそれで地下の遺跡みたいな所に落ちて、怪物に食べられて」
「あーあれな、あれ龍の巣なんじゃよ」
「龍の巣?」
「そうじゃ、あの浮き島自体が巣になっとるんじゃ、神様が世に現れるまで人目につかず静かに空を漂い神が現れたら神の元に巣が現れるのじゃ」
「随分でかい巣だね、じゃああの怪物はなんなの?」
あのぼってりしたふかふかお腹した癒し系の皮を被った怪物は何なのだろうか。
「あれが巣じゃよ」
「は?」
出てくる言葉が突飛すぎて青空は理解が追いつかず頭が痛くなっていた。