「俺さ~ずっと前から亜美ちゃんのことしってたんだ」



「ぇえ」




「俺がまだ人気ないころから、亜美ちゃんはいつもイベントとか、コンサートとか、前の方にいてさ~」



「なんでしってるの?」




「いつもみてたから」



彼は顔が真っ赤だった。



きっとあたしの顔もリンゴのように真っ赤である。



「俺さ~亜美ちゃんに会うために転校してきたんだ。」