「バースも。少し何か言われたからってすぐに怒っちゃ駄目。いつでも冷静じゃないと、立派な神人になれないわよ」
バースは、神人になれないと言われた事と、最初に自分だけ叩かれた事、そして、頭の上にある先生の温かい手が何となく恥ずかしくなり、返事もしないまま教室を飛び出した。
「バース!」
先生が呼んでくれるけど、バースは走り続けた。
何故か心音が高くなる。