「一体何が原因?」
「バースです」
「ルナです」
二人同時に言う。
「バースが始めに剣を出して来たんでしょ!」
「お前が最初に突っ掛かって来たんだろ!」
その時、二人は頭を掴まれ、無理矢理先生の方に顔を向かされた。
「先生を無視して勝手に喧嘩しないでくれるかなー?先生本気で怒るよ」
『すいません』
逆らうな。殺されるぞ。
「じゃあ、ルナから。説明して」
「さっきの訓練の事でちょっと言い合いになって。そしたらバースが剣を出して来て」