昔から他の誰よりも神人に憧れ、いつもバースをライバル視してよく突っ掛かって来ていた。
誰よりも神人に憧れていた彼女が何故。てっきり神人になっていたと思っていた。
ルナはバースの質問に答えず、厳しいまなざしを向けてくる。
「まだいたの?早く出て行ってって言ったじゃない」
「この状況でどう出ろって言うんだよ。出れるもんなら出たいさ」
バースの嫌味にルナは顔をしかめたが、いちいち怒る事もバカバカしいのか、反論して来なかった。そしてバースはもう一度ルナに質問した。