その姿を見送り、バースはアップルパイを口に放り込んだ。
「誕生日ね…」
誕生日を祝ってくれる人がまだいた。こんな奴の。
「来年も祝ってくれっかな?」
バースはアップルパイを手に取り、一人笑った。