「また会えるだろ」
「そうだね」
バースの言葉にジュリアは笑った。
また会える。ここはバースの帰る場所だから。
そして列車が汽笛を鳴らしゆっくりと走り出した。
「またな、キンブリット。ルナ」
バースはキンブリットの街に別れを告げ、街を後にした。