風が吹く高台でバースは、先生の墓前の前に立っていた。
「先生、この街を守る事が出来ました。ありがとうございます」
もう二度と訪れる事は無いと思っていた街を訪れ、魔獣から守る事が出来た。
「今回ばかりは、魔獣に感謝しますよ。色んな事が分かって」
結界が張られ帰れなかったが、それが良かったのか、ルナの過去も分かり、ルナとの距離が近付いた気もした。
「昔のような関係がまた作れる気がします」
先生の眠る街を、大切な故郷を、友の住む街を守れた事を誇りに思う。