それだけを言ってルナは立ち去って行った。
「ホント可愛くねーな」
「でも嬉しかったんじゃない?」
ジュリアが言ったが、バースは笑って空を見上げた。
「それならいいけどな」
空はそろそろ白くなりつつあった。