「何がじゃないだろ!何でこんなにボロボロになってんだ!私は守れって言ったんだぞ!なのに何でお前等が壊してんだ!ああ!?」
「そんなチンピラみたいに言わなくても」
流石にジュリアもマズいと思ったのか、笑顔を作り言い訳してくる。
「魔獣から街を守るのに必死で、そこまで気が回らなかったのよ。でも、住人に怪我はさせてないわよ」
「当然だ!そんな事があってみろ。ぶっ飛ばすぞ!」
でもこれだけ街が荒れているのに怪我人がいないのは奇跡か。その時、ルナが声を出す。