そしてバースは鎧の右足を吹き飛ばした。
バランスを失いガシャンと崩れ落ちる鎧は、斬撃を飛ばして来たが、バースは斬撃に向かって衝撃波を撃ち斬撃を消した。
「もう諦めろ。鎧ならここでくたばっても、未練は無いだろう」
バースは神剣を空に掲げ月の光を取り込み、鎧の身体に向けた。その瞬間鎧の身体に光の丸が灯る。
「もうお前とは殺りたくねぇ」
バースが神剣を降り下ろした瞬間、丸い光が爆発しバラバラになった鎧の残骸が空に舞う。